CC3?|中国サイバー犯罪研究センター

「中国サイバー犯罪研究センター」(网络安全与犯罪研究中心)が中国人民大学にて設立され、12日付で設立セレモニーが開催されました。

 

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●「中国サイバー犯罪研究センター」設立セレモニー

並び「オンライン詐欺認定問題」学術検討会

●日程
2015年5月12日午後2:00-5:30
●場所
中国人民大学明德法学楼601会议室
●共同発起組織:
中国人民大学刑事法律科学研究センター
中国犯罪学学会
テンセント研究院
●目的
・法律理論業界と実務業界のサイバーセキュリティ/情報化ガバナンス研究を促進
・法律理論業界実務業界インターネット業界交流を促進
IT ガバナンスツールの開発
・IT ガバナンス専門人材の養成
●初代センター長
谢望原、张凌、朱劲松(共同)

●学術検討会議題
1. オンライン詐欺における共通犯罪問題
2. オンライン詐欺における幇助行為認定;後期介入者は初期行為人と共同責任を背負うべきか
3. オンライン詐欺における主犯、従犯の認定問題;詐欺行為の直接実施者を一律主犯とし、口座操作などを行った他のものを従犯とすべきか
4. オンライン詐欺の被害額をどう認定すべきか?被告人銀行口座内の合理的な説明がつかない資金を全部詐欺被害額とすべきか?
5. オンライン詐欺の回数をどう確定すべきか?行為人が同一番号に対し実施した電話詐欺の回数は重複計算すべきか?
6. 電信詐欺犯罪の完成形態をどう認定すべきか?
7. オンライン詐欺の管轄問題
8. 「サイバー犯罪特別法」の制定は必要あるか?

 

検討会の議題からも、オンライン詐欺問題に手を焼いている様子が伺えます。ところで「サイバー犯罪特別法」はどのようなものになるでしょう?

 

●CC3/EC3/JC3

さて表題の「CC3」は私の独断と偏見でつけた、「中国サイバー犯罪研究センター」の英語略称です。

欧州では「EC3」欧州サイバー犯罪センター(European Cybercrime Centre)という組織があります。

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画像:https://www.europol.europa.eu/ec3 より

 

「EC3」 は2013年に欧州刑事警察機構内に設置された、サイバー犯罪対策用の専門機関であり、専門知識と情報を持ち寄り、犯罪捜査を支援し、EU全体としての解決策を推進することとされてます。

 

日本でも昨年に「JC3」(Japan Cybercrime Control Center)が設立されました。

一般財団法人 日本サイバー犯罪対策センター

※メディアでは「日本版NCFTA」と説明があります。

 

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画像:https://www.jc3.or.jp/ より

取り組みは「産官学の協働」と「国際連携」と明示されております。

 

さてここで「JC3」と「CC3」の取り組みを比較して見たいと思います。

・JC3

- 産官学の協働

- 国際連携

 

・CC3

- 産官学交流の促進

- IT ガバナンスの促進

 


産官学間協力は同じく含まれてますが、CC3では国際連携は目標に入ってないことがわかります。少し残念ですね。