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ソフトウェア|国産OS

 

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中国共産党の指示によりますと、党・政府の中央機関が使用しているコンピュータ上でインストール・稼働しているOS(オペレーティングシステム)は年に15%割合で、順次中国国産OSにリプレースしていく予定であります。

中国の国産OS開発プロジェクトは過去にもあり、お世辞にもよろしいとはいえない成績を残しましたが、今回は2020年前にはある程度成果を出したい模様です。
「OSなどの重要基礎ソフトを外国製に頼りきっている現状は非常に芳しくない」は数々の方が主張されており、中でも中心的な発言をされているのは(に)光南氏であります。OSの開発に合わせてハードウェアのサーバ、CPUなどの開発も勧め、関連業界に巨額な開発予算が投じられると思います。

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氏は、中国のソフトウェア産業発展は非常に早い速度で発展しているが、OS・オフィスソフトや大型エンタープライズ領域のキーソフトにおいては依然として外国製ソフトウェアに壟断された状態であり、またデータベースにおいても外国産が支配している状況はほぼ変わらず、中国にとって非常に深刻な「安全保障」問題となっていると強調。特にスノーデン氏事件で明らかになったように、中国の情報システムネットワークは「プリズム」のようなレベルの外敵が設置した、ネットワーク監視システムの前では殆ど無力であり、このままでは強い(情報化の)国になるにはまだまだ程遠いとの憂いを示しました。

中国には「IOE依頼シンドローム」(IBM、Oracle、EMC)と呼ばれる固有名詞があるほどで、名称通りこの三社製品に深く頼っている現状があります。現在中国では金融業界を先頭にこのシンドロームから脱出すべく、「脱IOE」の動きが始まりました。

ここでひとつ面白い定義ですが、ディスクトップで使用するOSをハイエンド/ローエンドでわけてます:
・ハイエンド(≒WINDOWS7~8)
・ローエンド(≒XP)

 

ハイエンド/ローエンドOSを外国製に頼りきっている局面を如何に打破すべきか?

この問題への回答は、

・ハイエンド部分

外国製に頼らず、国産を急ピッチで新たに開発し政府調達などで強制に大量採用し滲透を加速

・ローエンド部分

サポートを終了した、と宣言した製造元(MS)にとってかわり、中国自身で今後のケアを行っていく、ことでした。


特にXPに関してはマイクロソフトがサポート終了した現在も、中国ではまだ約2億のXPマシンが稼働しています。恐らく?多くは未だに違法コピー版だという事実はさておき、これらのマシンは中国ベンダ(360、テンセント、バイドゥ、北信源、キングソフトなど)が、それぞれ専用の中国 XP サポートツールをリリースし、XPユーザ保護を担うと強気です。これらツールの有用性を競わせるために、ツールを装着した状態でのハッキングコンテスト(XP靶场挑战赛)も行われました。
※前の投稿をご参照


中国 XP サポートツール|耐性試合|テンセント・キングソフト・360 - 中国|インターネット|セキュリティ




さて国産OSというとレッドフラッグ(赤旗)LINUXしか思い浮かない方もいらっしゃると思いますが、開発中のもの含め数種類あります。

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●中标麒麟(NeoKylin)-中标软件&國防科學技術大學
●中标普华(NeoShine)- オフィスソフト
●sp Gnux-思普集团
●deepin-武汉武汉深之度科技有限公司
●优麒麟(Ubuntu Kylin)-湖南麒麟公司
●方德安全桌面操作系统(ARK)-中科方德
●龙鑫-广西一铭软件
●五甲TNTOSLINUX-大连五甲万京

 

基本的にはLINUXベースのものが殆どですが。良い物が出来上がることに期待します。幾つかはサイトからダウンロード可能ですので、興味のある方はどうぞお試しを。