啓発活動|サイバーセキュリティー週間

昨日より、中国で初めて全国レベルの「サイバーセキュリティ週間」が始まりました。

 

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首届国家网络安全宣传周

 

今年以降、毎年11月の最後の週に、執り行われると決まりました。

昨日に盛大なオープニングセレモニーが行われましたが、トップからの代表は共産党政治局常務委員である刘云山氏が代表として来場しました。興味深いことに彼は政府の肩書を持っておらず、共産党の肩書しかありません(他の方は殆ど党・政府双方肩書を所有し、場所の都合によって使い分けてますが)。よって今回のイベントは共産党の全面支持を得て行っている、との色合いが強いことでしょうか。

主催者である中央網信辦(共産党サイバースペース戦略室)も敢えて政府側の看板を使わないで、共産党看板を使ってます。<共産党は国を凌駕する> は暗黙の了承ですが、敢えてここで前面に出して強調しているのは なにか理由があるのでしょう。

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中国6.23億ネットユーザのセキュリティ意識向上は大変な作業にでしょうが、次のように日割りで業界ジャンルを分けています。

11月24日    オープニング
11月25日    政務日(公務日)
11月26日    金融日
11月27日    產業日
11月28日    電信日
11月29日    青少年日
11月30日    法治日

 

イベントは①全国的&重点的なもの②省庁活動③地方政府と3つのレイヤーに別けて実施してます。

http://www.xinhuanet.com/politics/2014gjwlaqxcz/about.htm

 

北京周辺を重点地域に、展示会、動画コンテンツの放送、クイズコンテストの開催、専門家インタビュー、パンフレ配布などが一斉に行われてます。

・関連コンテンツ動画

网络安全公益宣传片 - 搜狐视频

 

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さてセキュリティ専門家インタビューも開催されました、毎度の面々がずらりと。

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中でも中心的な人物の発言が気になりました:

「サイバーセキュリティーの本質は攻撃防御対抗にある。対抗は必ず相手があり、相手があるのであれば動機と謀略もかならずある。その相手がある目的を達成するために取る手段と言うのは、実に多様な変化のものである」

 

対抗ですか。。。。。

中国にとっては、さもありなん、かも知れません。。

 この中心的な方、これまで頻繁にアメリカを含む、諸外国へ出張やら研究などでかなり長い滞在もされてるエリートコースの方です。

共産党の一方的な政策をラッピングして、巧みな口舌で国民を忽悠するのではなく、ちゃんとご自分の目で見て感じたことを、中国へ広めて良い影響になるといいですね。

もっともそのような歴史的使命を意識している知識人は最近、滅多に現れなくなりましたが。。。