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IoT 物联网|白書

IoT(モノのインターネット)について、国有研究所(電気通信系)が報告書を幾つか出してました。

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IoT(物联网)は「スマート」「クラウド」と並んで今年セキュリティ業界での三大話題といえるほどで、特にセキュリティ会合ではIoTデバイスを持ちだしてクラックし、観衆の注目を浴びせるのが常套となりました。

究極では自動車(もはや単純に”モノ”とは呼べませんが)を会場に設置し、挑戦者にハッキングさせるのが何回も行われました(米メーカーのテスラが好んで選ばれてます)

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さて2014年IoT関連の報告書を出したのはこちら。
●工業情報化部電信研究院
http://www.catr.cn/

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工業情報化部のシンクタンクという位置づけで、主に電気通信業界に関する政策・標準制定支援や、製品認証評価、市場調査、コンサルティングなど行っています。
本部は北京にありますが、深セン・上海・重慶に支部があり、更にスマートシティ研究院(広州)、抗震研究所(保定)もあります。

【2014IoT 白書】2014年5月
報告書ダウンロードはこちら:

【物联网白皮书2014】

http://data.catr.cn/bps/201405/P020140603501847975724.pdf

 

さらっと以下のとおり説明します:

 

各国のIoT状況紹介から始り、市場を分析してます。
M2M、車のインターネット(车联网)、スマートグリッドが重点になると想定。

業界のアライアンスについては以下のものに注目しています。
・AllSeen Alliance
・グーグル
・VMWARE
・シスコ(IoE)
・M2M連盟
・IIC工業インターネット連盟(IIC)
・OAA(Open Automotive Alliance)

中国国内のIoTに関しては、客観条件が徐々に揃い、政府政策も追いついて来たと説明。
2012年8月にはIoT発展省庁横断会議がスタートし、2013年2月には国務院より<IoTの健全な発展を推進するための指導意見>が、2013年9月にはIoT発展省庁横断会議「IoT発展行動計画プロジェクト」がスタートし、標準制定、技術開発、プロモーションの方向性を明示しています。


プロジェクトの予算投入状況は、
・发改委:关于组织开展2014-2016国家物联网重大应用示范工程区域试点工作通知
・财政部/工業情報化部:IoT発展プロジェクト資金(累計15億RMB)
・科技部:IoT産業技術創新戦略連盟
・国家標準委員会:IoT国家標準WG
・公安部・農業部・・
これにより、中国のIoTは実質的な
段階に入ってたとされる。


スマートグリッドにおいては、国家电网(State Grid)が輸送電施設においてのリアルタイム検知・監視アラートにIoTを応用し、また電気ユーザには既にスマートメータを1.96億個設置したとされ、電気使用状況の自動収集可能ユーザは2億に達した。変電所に関しては2014年内に新たに最新式のスマート変電所を50所建設し、既存の変電所に関しては100所にスマート化アップグレードを行う。(スマートメータ設置は今年で2億超える見込み)

標識(ネーム)基準については数個の基準が平行している状況が続いてます。
・CID:工業情報化部电信研究院
・Ecode:国家质量监督检验检疫总局物品编码中心
・Handle:工業情報化部电子科技情报研究所
・OID:工業情報化部电子技术标准化研究院
・DNS:中科院计算机网络信息中心


※参考:IoT標識管理ポータル
http://www.niot.cn/

IoT関連産業集中地は4つに集約され、それぞれ優位性があります。
・北京:産学研究予算に優位性
・上海:IoT発祥がく規模も大きい
・深セン:固有の電子産業による、製造開発面の優位性
・重慶:ソフト・センサー類開発に優位性

・・・・・・駆け足ですがざっとこの通り。

ご興味のある方は原文のダンロードして一読されてください。

 

※ 他IoT関連報告書、サイト

●中央ヨーロッパIoT標識白書

http://www.catr.cn/kxyj/qwfb/bps/201411/P020141106558118989922.pdf

●中央ヨーロッパIoTフレームワーク共同声明

http://www.catr.cn/kxyj/qwfb/bps/201411/P020141106579162316302.pdf

 

●物联网世界

 

※コラム - 家電とクラウド

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大手家電メーカーの「美的」MIDEAと、Eコマースで世界最大規模の上場を果たしたばかりの「阿里巴巴」アリババグループが、IoTオープン化に置いて戦略的な協力を行うと2014年3月に発表された。

協力は3段階にて行われ、2014年はIoT製品におけるアプリ及び通信標準を統一し、MIDEAは全てのエアコン製品にIoTスマート機能を賦与し、三年以内に50%以上のエアコン製品のIoT化を行い、将来的には全てのMIDEA製品をアリババ・クラウドと接続することを目指す。また、2015年にはユーザから取得したデータに基づいた製品開発・生産を目指し、2016年には産業製造チェーンを整え、ユーザ元にある製品からのデータの自動取得分析・運営を行い、付加価値サービスの提供を開始する。

MIDEAは全てのエアコン新製品にIoTスマート技術を応用し、内蔵SIMカード及びセンサーにより、エアコンの温度・湿度・運転状況等データをアリババクラウドに転できる。これよって製品使用状況や、リモート故障対応、製品問題の分析などが可能になるほか、ユーザはアリババよりアプリをダウンロードすることにより、エアコンのリモート制御が可能になる。

今後は関連通信プロトコルと標準をオープン化し、サードパーティに標準APIを提供できるようにする予定でもある。