読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アセアン|情報港

去る2014年9月に、中国にて「アセアン・中国サイバー空間フォーラム」が開催され、そのフォーラムにて、アセアン・中国共同で情報港(ハーバー)を構築する構想を打ち出しました。

 

一年経った日曜の9月13日、その答えとして「中国・アセアン情報港・フォーラム」が開催されました。

f:id:alienware:20150916093141p:plain

f:id:alienware:20150915195941j:plain

 

 

●一帯一路

シルクロード経済ベルト&21世紀海上シルクロード)構想の一環として、广西自治区(チワン族自治区)を中心に、越境に関わる為替・物流・ウェアハウスなどを整備し、産業を推進。

f:id:alienware:20150916094144p:plain

 

 

●5つの基盤を建設

基礎インフラ共同建設、情報共有、技術協力、貿易サービス提供、人材文化交流。

 

●280名参加者

新華社副社長、工業情報化部党幹部、某GFWの父、チャイナ・ユニコム副総裁など中国政府・業界及び、アセアン10カ国からの代表が参加。

ラオス郵便通信省とサイバー空間管理室が<サイバー空間開発協力備忘録>を締結。

。。。。。。。

リソースが限られてますのでここで一旦止めます、リクエストはコメント欄にてどうぞ。

ハクティビズム|ステータス(9/15)

脅威ステータス(9/15)★★

 

【エグゼクティブ・サマリ】

総書記の訪米外遊日程が近づき、いつものように一層統制強化となってきました。国営メディアはかなり多くの日本関連報道をされましたが、方や幾つかのネットサービスで「反日」が検索禁止ワードに挙がりました。ネット右翼は1グループが黙々と人員招集中。

これから来週にかけて、中国にとっての最重要事項総書記訪米ですね。反日は。。程々になるでしょう。

 

脅威度=反日情報操作✕ハクティビズム活動

f:id:alienware:20150915165057p:plain

 

時事:反日情報操作

・2015-09-15 中央テレビ:反日具合

1. 習総書記の訪米が大歓迎されていると力説。

f:id:alienware:20150915104019p:plain

 

2. かつて著名なスパイであった、清朝の皇族出身である川島芳子こと愛新覺羅顯㺭(漢字名:金壁辉)を引き出し、中国の裏切り者(汉奸)と痛烈に批判。

f:id:alienware:20150915103213p:plain

f:id:alienware:20150915112532p:plain

f:id:alienware:20150915103236p:plain

f:id:alienware:20150915103255p:plain

f:id:alienware:20150915103319p:plain

 

3. 昨日に続き、対日戦争に果敢に参加し犠牲になった「杨靖宇」氏を称える。

f:id:alienware:20150915104047p:plain

 

4.安保反対活動も報道。

f:id:alienware:20150915103755p:plain

f:id:alienware:20150915103823p:plain

 

5.辺野古沖埋め立て反対の紹介も。

f:id:alienware:20150915103703p:plain

 

6.福島第一原発の汚染水問題。

f:id:alienware:20150915103717p:plain

 

・2015-09-15 WEIBO:反日具合

このようなデマが。

「アップル・アイフォン6Sの発売日が米帝の意図により9月18日に選択された、これは中国を侮辱する行為だ」。

このようなデマは結構流れます。(昨年などは若者の間で、「中日はいずれ必ず一戦を交えることになるであろう」、という摩訶不思議なデマがしばらく流れてました)

f:id:alienware:20150915142029p:plain

 

ハクティビズム:攻撃喚起 

・2015-09-15 グループF:反日具合  

一グループが粛々と人員をかき集めています。グループ内参加者の発言を全部禁止し、18日早朝9時ー20時に発起と掲示。開始時間が早く終わりも遅いので、長時間持続はむりじゃないかな?と思いました。

f:id:alienware:20150915164150p:plain

f:id:alienware:20150915164203p:plain

 

続くー

ハクティビズム|ステータス(9/14)

2010年より毎年恒例の行事になってしまった、満州事件にちなんだハクティビズム活動へのモニタリングを記します。

 

脅威ステータス(9/14)★★

 

【エグゼクティブ・サマリ】

今年は反日勝利80週年(訂正:70周年)記念の一連イベントがあるので、実世界では常時反日が宣伝され、少し麻痺気味。そのお陰といってはなんですが、往年と比較すると盛り上がりも若干弱め。

 

※脅威の計算方法は昨年同様、脅威度=反日情報操作✕ハクティビズム活動

としました。

比較のために昨年のデータとプロットしてみました:

f:id:alienware:20150914172721p:plain

 

 

ちなみに自画自賛になりますが、例年のネトウヨ・ライブ・グループへの監視作業があまりにも人的リソースを消耗するので、此度このプロセス一部の無人化を可能とした、自動モニタリングシステムを構築しました。監視作業がかなり楽になり、今後ネトウヨだけでなく風評被害検知など広く使えそうです。

 

時事:反日情報操作

・2015-09-14 中央テレビ:反日具合

閲兵式の時期に比べるとむしろ控えめ。

f:id:alienware:20150914165330p:plain

 

・2015-09-13 某携帯ショップ広告:反日具合★★★

我ながら一瞬感心してしまいました:

”中国人なら5割引き、日本人なら骨折する程懲らしめる”

f:id:alienware:20150914165830p:plain

 

・2015-09-13 某WEIBO:反日具合★★★

高速道路料金徴収所のアイコラですね。

普通、大型連休期間は激増する通過量に対応するため、特別に無料期間が設けられるのですが、

”国慶連休中は、日本車のみ通常通り料金を徴収”と皮肉ってますね。

f:id:alienware:20150914170229p:plain

 

 

ハクティビズム:攻撃喚起

●傾向

パターンとしては、ここ数年流行りだしたように、勢力・知名度を上げたいグループ関係者が、人柱のネトウヨを集めてイベント開催するノリです。

重要なのは、ここではそれぞれ意図があるということ。

・招集者

→グループのメンバを増やし、攻撃活動で自グループの知名度を挙げ、グループの知名度を上げるため。

・参加者(人柱)

→便宜上ネトウヨと記しますが、若い学生さんが多数。反日を名目としたイベント参加で盛り上がるのが主の目的。

 

お気づきかもしれませんが、反日目的ではなく手段になってますね。ここ重要だと思います。

 

●フォーラムポータル:反日具合

 幾つかのポータルに反日書き込みがありますが、個別攻撃をそそのかすものではあらず。

f:id:alienware:20150914164641p:plain

 

●ライブグループ:反日具合★★

- ズバリ 「9月18日攻撃」を揚げてるグループは一つ、100人前後。

f:id:alienware:20150914162712p:plain

- その他グループ内でチラホラ言及されたのは2つ

f:id:alienware:20150914163357p:plain

 

-また、攻撃をそそのかしてはいないものの、当日に関連サイトバックドアをたくさんプレゼントして祝います、とスローガンを打ち出しているのがひとつ:

f:id:alienware:20150914162924p:plain

 

 

続きます。

 

 

 

ハクティビズム|9月3日

明日はいよいよ、2015年「抗日戦争と世界反ファシスト 戦争勝利七十周年」記念行事のクライマックスである、閲兵式が行われます。閲兵式参加兵士1.2万人、そして観衆は4万人を超えると予想されてます。

f:id:alienware:20150902173832p:plain

 

限定な閲兵式専用入場券も。

f:id:alienware:20150902213530j:plain

 

更に限定的な大会招待状

f:id:alienware:20150903082520j:plain

天安門近辺はさながら戒厳令を敷かれた如く、长安街一帯の住民は当日窓際に立つことさえ禁止されたことや、ガス器具を使って調理することを禁じられたなど制限命令が沢山出されました。

挙句は突然飛来する飛鳥の、航空閲兵パレードへ与えうる影響懸念から、程よく訓練されたサルを北京市に連れ込み、樹木上に作られた鳥のを予め破壊しておくまでの徹底ぶり。

f:id:alienware:20150902163954p:plain

 

さて中央テレビは連日抗日戦争の歴史(勿論共産党版ですが)を繰り返し放送する傍ら、閲兵パレードの最新式国産兵器や事前訓練のハードさを伝えてます。

f:id:alienware:20150902164530p:plain

f:id:alienware:20150902164635p:plain

 

解放軍音楽隊などは、トランペットにペットボトル重りを吊るし、横から見て楽器が一直線に揃うよう、腕力を極限まで引き出す訓練ぶり。

f:id:alienware:20150902164808p:plain

 

また、女性兵士が今回大変注目を浴びてますが、粋な兵士ではなく自動車展のモデル・コンパニオンなどの”パレード専用雇われ女性兵士”であることも、物議を醸しました。

f:id:alienware:20150902170146p:plain

 

●ハクティビズム状況

話がだいぶそれてしまいました。今回は閲兵式にだいぶ注目が集中し、強力な統制が効いていることもあり、ハクティビズムによるサイバー攻撃の可能性は比較的平穏です。ハクティビズム活動に影響を与えうる、各関連事象状況は以下のとおり。

 

【1】メディア:★★

中央テレビなどの国営メディア、閲兵式に注目

ネット上での「抗日」キーワードに関する検索も上昇。

f:id:alienware:20150902175238p:plain

 

ヒットの多いメディア記事は、抗日戦争の細かいことに関する記述が大多数。恐らく抗日戦争の正統性(=共産党が主体に発起したものではない)を苦しく論じているものだと思われる。

f:id:alienware:20150902175126p:plain

 

 【2】微博:★

やはり閲兵式を伝えるものが殆ど、右翼の書き込みは目立たず。

むしろ戦争の責任を全部日本に押し付けていいのか?のような冷静な書き込みがありました。

f:id:alienware:20150902171916p:plain

f:id:alienware:20150902172428p:plain

 

【3】ネット右翼ポータル:★

零細的な反日書き込みはあるものの、賛同や決起の書き込みはかなり少数。

f:id:alienware:20150902172528p:plain

 

【4】ネット右翼メッセンジャ・グループ:★

日本映画のキャプチャなど流れるなど、抗日に対し盛り上がりを見せず。

f:id:alienware:20150902172903p:plain

 

冗談で作られたアイコラ等も流れる

f:id:alienware:20150902173123p:plain

 

【5】ネット右翼メッセンジャ・グループ(有声):★

 集会は認められず。

f:id:alienware:20150902174429p:plain

 

独り言:

このような重大な行事の際は、中国当局は絶大な統制力を発揮し、想定外の事は発生することを絶対に防止します。たとえハクティビズムもです。

また、中国のネット右翼発起のハクティビズム・サイバー攻撃は常に人海戦術で、技術的な要素があまりありません。そろそろこのような人柱サイバー攻撃に、過反応する必要はもうないのかも知れません。

買収|トレンドマイクロ(中国)

これも時代の流れでしょうか。

 

昨日日付で中国「亞信科技」社(=Asiainfo、NASDAQ:ASIA、2000年上場)により、トレンドマイクロ中国買収されました。

f:id:alienware:20150902095015p:plain

 

关于亚信-新闻中心

亞信科技によると、トレンドマイクロ(趨勢科技)社の中国における全ての業務を買収し、コア技術並び百を超える著作権利を入手した。亞信科技固有の電気通信技術をトレンドマイクロ社のクラウド・セキュリティ、ビッグデータ・セキュリティなどの技術と統合し、世界トップレベルのクラウド・セキュリティ会社亞信安全(亞信セキュリティ)を設立したとされる。
亞信セキュリティ董事長何政氏は、「今回の買収は亞信科技が"インターネット・リーダ"になる戦略目標への重要な一歩であり、中国サイバーセキュリティ業界発展にとっても大事な一刻である。中国は国家レベルでサイバーセキュリティを最優先している背景のもと、本買収は中国企業が世界トップレベルのクラウドセキュリティ重要技術・製品を手に入れ、中国がクラウド・セキュリティ業界での重要位置を獲得し、国家サイバーセキュリティの確保及び重要技術自主生産制御にとって大変重要な意味がある」と発言。

 

さてトレンドマイクロさんは南京に大きな研究開発センターも所有されてますが、南京研究開発センターは今回の買収とは関係なしに、引き続きトレンドマイクロ製品の研究開発を担当する、という説もありました。

さらに2014年より、中国政府調達サプライヤ一覧より、外国製アンチウイルス・ソフトは完全に排除されたとされ、その他セキュリティ関連製品については、一部侵入検知&脆弱性スキャン製品において IBM が採用された以外、全数中国産製品で占められた模様。またトレンドマイクロの国際企業的な背景は、中国がサイバーセキュリティ安全審査制度を打ち出した後、同社の中国国内での発展に少なからず影響を及ぼしたと思われます。

f:id:alienware:20150902100603p:plain

トレンドマイクロ(中国)のHPでも買収について伝えられてます。

http://www.trendmicro.com.cn/cn/about-us/newsroom/releases/articles/20150901013930.html

 

●「亞信科技」はどんな会社?
一言で言うと、電気通信事業からスタートしたソフトウェア会社、でしょうか。

 

英文社名:Asiainfo

NASDAQコード:ASIA(2000年上場)
-1995年中国初めての商用インターネットChinaNet を設立

-各主要 ISP インターネット・バックボーンを建設:

チャイナ・テレコム ChinaNet

チャイナ・ユニコム CUNet

チャイナ・モバイルCMNet

チャイナ・ネットコム CNCNet


-世界最大の VoIP 網、世界最大のブロードバンド会議網を保有
-信息产业部(現:工業情報化部)より「中国重点ソフトウェア企業」に指定される

- 2006年よりソフトウェア業界に進出、ソフトウェア開発へ力を入れる。

(現在ソフトウェア売上は総売上高の50%を超える)

-代表的なソフトウェア製品
AIOpenCRM 顧客関性管理スイート
AIOpenBI 経営分析CRMスイート
AIOpenXpert アプリ管理スイート
AIOpenBilling 統合費用計算スイート


 

中国セキュリティ業界では、企業・製品の本土化がどんどん進み、本土企業の海外進出(&日本上陸も)ジワリジワリと迫っています。

 

抗日勝利記念|イベント

本日より、2015年「抗日戦争と世界反ファシスト 戦争勝利七十周年」記念の一連のイベントがスタートします。

www.tokyo-np.co.jp

f:id:alienware:20150707093619p:plain

【2015 中国人民抗日战争暨世界反法西斯战争胜利70周年活动】

 

2015年12月までイベントが続きますが、重点日は次の通り。


●7月7日(火)
- 抗日戦争勃発78周年記念
場所:中國人民抗日戰爭紀念館・北京市豊台区盧溝橋

f:id:alienware:20150707090604p:plain

中国人民抗日戦争記念館

 

●9月3日(木)
- 中国人民抗日战争暨世界反法西斯战争胜利70周年大会&軍事パレード
場所:北京天安门广场
※ 9/3(木)~9/5(土)は連休に指定

f:id:alienware:20150707094127j:plain

 

先週、軍事パレードのリハーサルが行われ、100機を超える航空機が参加しました。

f:id:alienware:20150707093732p:plain

 

f:id:alienware:20150707113126p:plain

●9月18日(金)
- 「勿忘九一八」撞鐘鳴警儀式
場所:九一八歷史博物館・辽宁省沈阳市

f:id:alienware:20150707090820p:plain

九一八历史博物馆

 

●10月25日(日)
- 台灣光復70週年大會

 

●12月13日(水)
- 南京大屠殺死難者国家公祭
場所:侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館

f:id:alienware:20150707090954p:plain

http://www.nj1937.org/jp/index.htm

 

 

 

この期間を通じて、行われる展示や映画上映、出版などPR活動は次の通り。

 

●国内美術作品展

f:id:alienware:20150701140740j:plain

●国外美術作品展

《为了和平的纪念——纪念中国人民抗日战争、世界反法西斯战争胜利暨联合国成立70周年展》

※150の国々&国連本部にて。中、英、仏、西、アラブ語、ロシア語の説明付き

f:id:alienware:20150707095001j:plain

 

●映画:十作品

《百团大战》、《根据地》、《战火中的芭蕾》、《诱狼》、《开罗宣言》など

f:id:alienware:20150707092210j:plain

 

●テレビドラマ:十二作品

《东方战场》、《东北抗日联军》、《巨浪》、《黄河在咆哮》、《吉鸿昌》など

f:id:alienware:20150707092450j:plain

 

●ドキュメンタリー:二十作品

《东方主战场》、《抗战史上的今天》、《大抗战》、《1937·南京记忆》、《砥柱中流:伟大的敌后抗战》、《台儿庄1938》など

f:id:alienware:20150707092606j:plain

 

●アニメ:三作品

《地道战》、《鸡毛信》、《渊子崖保卫战》

 

f:id:alienware:20150707095642j:plain

 

●指定優良図書:100種
《少年英雄王二小》、《敌后武工队》、《铁道游击队》、《烈火金刚》、《平原枪声》など

f:id:alienware:20150707095857j:plain

 

 ●中央テレビ

本日(7月7日)のニュースチャンネルでは、戦争体験者の方々へのインタビューを敢行してます。字幕のコメントで伝えたいことがわかりますね。

f:id:alienware:20150707100954p:plain

f:id:alienware:20150707101102p:plain

 

インタビューを担当された中央テレビ日本駐在、张剑氏

f:id:alienware:20150707101305p:plain

 

上映中「山本慈昭 望郷の鐘 満蒙開拓団の落日」の紹介もあり、監督山田火砂子さんへのインタビューも。

f:id:alienware:20150707101608p:plain

 

f:id:alienware:20150707101635p:plain

 

 

 

 

あとがき

総論として、「戦前・戦中の日本は軍事政権がプロパガンダを通じ国民を騙し、戦争に勝利すれば明るい未来があると大いに宣伝し、侵略戦争に敗れた。それと同じことを今の安倍政権は行おうとしている」と繰り返し強調してますが、

現に当の中国自身が同じプロパガンダ術を使って、相手国への宣伝攻撃を通じ自分を持ち上げているところは、なんとも皮肉です。

 

 

 

ガバナンス|国際ルール作り

6月30日、第一回グローバル・インターネット・ガバナンス調整審議会(Global Internet Governance Conseil de l'Union)がサンパウロ(São Paulo)にて開催されました。

f:id:alienware:20150703164934j:plain

中国サイバー空間管理室長官鲁炜(Wei LU)氏 

 

※この会合はネットムンディアル・イニシアティブ (NETmundial Initiative)の調整審議会(Coordination Council)であり、IGF(Internet Governance Forum)の実務的な支援を行うとされてます。

・ネットムンディアル (NETmundial)

netmundial.br

 

・「ネットムンディアル」については、JPNICさんのページで詳しい解説があります:

インターネット用語1分解説~NETmundialとは~ - JPNIC

 

 

さてこの会合では組織定款を議決した他、3名の共同議長が選出されました:

アリババの马云(Jack MA)

・ICANN CEO の فادي شحادة(Fadi Chehadéファディ・チェハデ)

・ブラジル科学IT政策長官Virgilio A. F. Almeida

 

f:id:alienware:20150703171740j:plain

アリババの马云(Jack MA)氏

 

アリババの马云氏は、アジア太平洋地域の唯一企業代表として注目を浴びましたが、中国政府代表である、サイバー空間管理室長官(大臣レベル)の鲁炜(Wei LU)氏もそれ以上に注目されました。

 

中国国内メディアでは今回の成果を次のようにまとめてます。

1. グローバルインターネット・ガバナンスは中国きではもはやができない
2014年は中国のインターネット接続20年の節目でもある。CNNIC の統計によれば、2014年末時点の中国インターネットユーザは6.49億に達し、グローバル・インターネットユーザの1/5も占め、巨大な数量級は世界のどの国々も中国のインターネット・パワーは看過することは出来ないようになった。

また、急速持続な経済成長により、中国におけるインターネット業界も全面化・多元化・ディープ化・国際化を達成。世界時価総額トップ10のネット企業の中で中国企業は4つ席を占め、トップ20でみても6席を占めている。これからも分かるように、中国ネット企業の急速な成長発展は、インターネットを支える巨大な力となりつつある。だがグローバル・インターネット・ガバナンスのステージにおいては、中国はむしろ過小評価され、疎外されてきた。この異常な事態は今後変えられるであろう。
2015年始、中国サイバー空間管理室長官である鲁炜(Wei LU)氏は中国政府を代表し、インターネット・ガバナンス・フォーラム委員に選ばれた。彼はアジア太平洋地域における唯一の政府身分を擁する代表である。鲁炜(Wei LU)氏の鮮やかな発言は世界に対し、グローバル・インターネット・ガバナンスは中国なしでは成し得ない、と宣言したようなものだ。

2. 中国のインターネット・ガバナンス理念は益々多くの国際賛同を得ている
中国は2014年に共産党中央サイバーセキュリティ&情報化指導グループ(中央网络安全与信息化领导小组)を設立以来、習近平総書記のインターネット・ガバナンスにおける考えは「平和・安全・オープン・相互協力的なサイバースペースを共同構築し、多角的・民主的且つ透明なインターネットガバナンスシステムを作り上げること」であり、(中国)サイバー空間管理室は両国間・多国間及び国際面において世界に積極的に中国の理念を説明し、グローバル・サイバー空間において全参加者が共同意識を早めに達成し、サイバー空間の秩序を共同維持できるよう心がけた。
2014年は中国インターネット・ガバナンス「収穫」の年でもある。中国国内におけるサイバー空間管理の成果が見られ、ネット世論良い方向に向きはじめたと同時に、一連の違法サイト取締作戦もサイバー空間を浄化する目標に大変有効であった。中国サイバー空間は今や澄んだ青空のようである。

中国サイバー空間管理室長官 「鲁炜」氏が中国を代表し発言出来たことは、国際社会が中国がこれまでの2年間のグローバル・インターネット・ガバナンスにおける貢献を認めたことであり、中国式サイバー空間統治の考え方と管理方式を認可したとも言えよう。

3. インターネット・ガバナンスは世界全体が協力し合うことが不可欠
IGF のメンバーは地理的5大陸をカバーしており、参加者の身分も財団・民間組織・政府・プライベート企業の4領域をまたいでいる。これから更に多元化・複雑化になると想定される中で、中国は幅広く国際多国機構に関与し、中国を主体としたイベント・組織を積極的に発起し、ゲームルール作りに参与する。これは「サイバー大国」から「サイバー強国」への必然なる道のりである。

世界のインターネットの流れの中で、中国の役割はとてつもなく大きいものである。今回中国が積極的な姿勢で国際インターネットルール制定に関与してきたことは、大国としての責任を果たしたものでも有り、中国式の知恵・ソリューションを提案する形で貢献したとも言える。これにより中国のサイバー主権を守ると同時に、今後の中国のインターネット業界発展を有利な方向へと導くことも出来た。歴史の1ページに残るであろう。


また、参加者の注目すべき単独発言は次のとおり。

・ICANN CEO の فادي شحادة(Fadi Cheha::éファディ・チェハデ):
「ブラジル連邦共和國大統領Dilma Rousseff(ジルマ・ルセフ)から言われたことがある:インターネット・ガバナンスは多方面利益関係者を参加させる形にしなければならず、また中国政府をずガバナンス組織に参加させるべきである」

・中国サイバー空間管理室長官 「鲁炜」
「中国は自国の実事情に合致した、発展発達を推進すると同時に安全も確保し、またネットユーザ自由を保障すると同時にインターネット秩序を維持できる管理法を積極的に模索している。」

・欧州連合(European Union)代表constantijn van oranje nassau
「中国のインターネット・ガバナンス・モデルはすばらしい統治管理モデルであり、欧州連合はインターネットの多角的な利害関係者が相互理解を深められる仕組み(プラットフォーム)を構築し、グローバルのオープンな交流を進めるべきだと信じる」

・アフリカのインターネットの父 Nii narku gaynor
「6億を超えるユーザに”安全”なインターネット環境を提供できる中国の、ネット管理統治モデルは世界で最もんでいるモデルの一つだと思う。アフリカでは66%人口が30歳以下の若者であり、多くがが未だにインターネットを使用する機会に恵まれてない。委員会のメンバーのアフリカに対するさらなる支援を強く望みます」

-------------------------------------

 

 

5、6年前に欧米メディアで、

インターネットが中国を変える

と主張する書き込みを見かけることがありました。

 

それがどうでしょう。

「中国がインターネットを変える」

になりかねませんね。